損切りの注文について

損切りの注文について

FXをしていてすべての取引で勝つことはできません。
どうしても損切りしなければならない場合がでてきます。

ここで損切りを上手に管理することが大切です。

損切りはなるべく小さく負けることがとても重要になります。

有名な投資家、W.Dギャン(1878-1955)は「ギャン理論」などと呼ばれる運用ルールを出版しています。
そのルールの1つに
「資金を10等分し、1回の取引に資金の10分の1以上のリスクを決してとらない」
というものがあります。

リスク(損失)は資金の10分の1以内にとどめるということです。

例えば100万円を元手にレバレッジを利用して
5万通貨ドル買い円売りポジションを
1ドル=111円で保有しているとします。

100万円の10分の1は10万円ですから、
損失は10万円以内に抑えます。

ドル円相場が下降していったとすると、
ドルのレートが109円以上で損切りしなければなりません。
109円ならば10万円のマイナスとなります。
(5万通貨×111円−5万通貨×109円=10万円)

損切りの注文方法も成り行き注文や逆指値注文があります。
損切りの決済注文は「ストップオーダー」「ストップ」と呼ばれることもあります。

簡単なのは逆指値注文です。
上記の例の場合は109円に自動注文を入れておくことで、損切り注文として決済されます。

損切り注文はなかなかやりたくないものです。
多くの人は「いつか上がる」と損失を多くしてしまう傾向があります。

損切りした後、トレンドが反転した時点で買い直した方が損失も少なく、利益も増えることになります。
再び上記の例だと、
「108.5円まで下がるかもしれないがその後反転し、保有時の111円までは戻るだろう」
と甘い期待を抱いてしまいがちです。
そしてさらに相場が下降してしまい、損失が増えていきます。

予想が正しかったとしても、109円で損切りして、108.5円で再び買いポジションを持てば0.5円利益が増えます。そのほうが儲けが増えるし、合理的です。

高いレバレッジをかけているほど損切りは重要になってきます。
自分の内にルールを決めてしっかり守っていきましょう。


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